回り道

日曜日の夜、夫の店は最後のお客様を見送り、11年の歴史を閉じた。

開店の日のことは昨日のことのようによく覚えている。派手な宣伝もBGMもなく、静かに扉が開いたあの日。

私は既に今の会社で働いていたけど、土日や空いている時間には店を手伝っていた。
それからいろんなことがあって、いろんな人に出会って、いいときもあればわるいときもあった。何だかんだ、そのときやれることは全部やったと思う。
寂しくないと言えば嘘になるが、失うものもない。だから次の舞台に進むことにした。というより本来の道に戻ることにした。
回り道だったかもしれないけど、これはこれで良い経験だった。
近所の中華料理店にて、おつかれさま!!

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