オーラらしきものが見えた話

ふと思い出したんだけど、オーラを見たことがある。

私には特殊能力なんてないので、あくまで

オーラ的なもの、という意味だが。



最初の目撃は、10年以上前かな、

会社で同じチームに所属していた中年男性。

あまり親しい間柄ではなかったが、あるとき彼が珍しく雑談をしてきた。

お笑い芸人の某に関する、豆知識的なことだったと思う。

他愛ない話だったにも関わらず、彼が横で話している間じゅう

私は妙なものを感じていた。

なんというか・・・話している彼の身体が、昔テレビでよく見た現象、

「砂嵐」になっているのである。

うまく言えないけど、ちらっと見た彼の顔や身体、声までもが

ザーーーッと粗く雑な白黒の粒子で構成されている、そんな感じだったのだ。

その粒子というか「気」に当たった私はだんだん気分が悪くなってきて、

話が早く終わらないかな・・・と思っていた。

それが何を意味するのかしないのか、それからしばらくして

彼は亡くなった。突然のことだった。

直接の原因は事故だったようだが、体調が悪かったという話も聞いている。


次の目撃も、やはり同じチームに所属していた、もっと若い男性。

彼ともあまり関わりがなかったが、やはりあるとき同じように

雑談をする機会があった。彼はその日薄いピンクのシャツを着てた

にも関わらず、彼自身の姿はグレーがかった空気のように見えた。

普通に話してはいたけど、一言で言うなら、生気がなかった。

その色のちぐはぐさに妙な違和感を感じていたら(本来、

ピンクとグレーは相性が良い組み合わせだと思うけれども)、

彼もその後急逝した。原因ははっきりしないが、何か仕事上の

強いストレスを抱えていたらしい。だからこれはオーラというより

その「気」を感じたのかもしれない。


そして三つ目。

これは・・・ちょっと趣がちがうので、ご安心を。

笑える話だ。

去年だったか、ある晩夫の手のひらに、はなくん(白文鳥)が

ちょこんと載っていた。それは別に不思議でも何でもないのだが、

なんと、そのときはなくんの身体がすっぽり、

青い光におさまっていたのだ!

はなくんの身体の幅と同じくらいの青い光の円柱は

はなくんからまっすぐ上へ20センチくらい伸びている。

あれ?と思ってしばらく見ていた。

夫にそのことを言おうか迷ったが、言うと光が消えてしまいそうな

気がしたので、しばらく様子を見た。

どのくらい時間が経ったろう。そのうち光は消えてしまった。

その間、夫は何も見えなかったようだ。

私は軽く興奮して、青いオーラの意味を検索した。

まあ予想通りというか、次のようなキーワードが出てきた。

「クールで知的」

「冷静、保守的、世話好き」

「平和主義」


・・・吹き出した。

あのね、

文鳥って、人懐っこくてかわいいけどね、実は

すっごいおこりん坊なのだ。

人間にはわからない理由で突然怒り出し、キュルキュル攻撃してきたりする。

(それも含めてかわいいのだが・・今もキーボードを打つ私の手に

敵意むき出しで噛みついてくるのでイタイ)

だから、はなくんのオーラが「青」に見えたということが

あり得なくて、私は一人で可笑しかった。


まぁどのケースにしても、見ようと思って見たわけではない。

見ようと思っても、見えない。

でも見えるときには見える。

そんなこともあるのだろう。

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