何でだろう、選んでいるわけではないのだが最近チョイスする映画にはやたら老人ものばかりだ。
これもパワフルでちょっぴり切ない老人たちの物語、インチャイナ。
彼らが参加する仮装大賞は日本の同名番組と作りが酷似していて、流石中国、お得意のパクりか・・・と思ったら、そうでもなく、3位までに入れば日本での本戦に参加できるという設定であった。微妙にセーフ。(笑)
彼らの北京なまりに聞き惚れたが、老人ホームの表札に書かれている'七里河'を検索してみたら、甘粛省蘭州市・・・
舞台設定が思いっきり内陸部なのだ。ボロバスで天津までの道のりは若者でも相当きつかったはず。老人たちにとっては命をかけた大冒険だ。
この作品ね、『いい話』にするための演出が多少は気になるんだけど、それでもイマドキ老人たちのエピソードは万国共通で、ほろりとするし、笑えたりもする。
不思議なのは、主人公のおじいさんがやけにスタイリッシュ(仲代達矢みたい)なのに、その息子はいかにもそのへんにいそうな普通のおじさんだってこと。衣装にこだわる主役の要求に負けたのかしら。
あと、ホームの院長の若い女性が真木よう子に見えて仕方なかった。トレンチコートがかっこいい。
中国も変わりつつあるのだなぁ。
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