秒速5センチメートル

大雪で電車が遅れて云々、といえばこの作品。
(実はたまたま借りていた)

『君の名は。』の新海誠監督作品。私はこっちのほうが好きかなぁ。
壮大なSF要素はないが、やはり圧倒的な映像美で。雨や雪や飛ぶ鳥、都会や大自然の風景、電車といった彼らしいモチーフ、そして山崎まさよしの曲が情感たっぷりに物語を盛り上げる。

ただし冷静に考えると主人公の遠野くんは、だめだめすぎる。

小学生のときの恋をいつまでも引きずるあまり、その後出会った女の子たちをも悲しませることになったし、そのくせ初恋の彼女とは(キスしたことで)それきり連絡取ることすらできなくなっている。独りよがりな想いだけ抱えてうやむやに月日を重ねてしまっている感じだ。
一体どうしたいのかさっぱりわからん。 

その点彼女の方は過去の恋なんてとうに見切りをつけ、さっさと新しい生活に踏み出している。
この対称的な清々しさ、やっぱり女は現実的なのだ・・・。

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