これは私が昨年観た中でいちばん面白かった映画。
(下妻物語も良かったけど!)
とても面白かったので、実家の母にも母の日にDVDを送ったくらい。
感想を上げなきゃと思っていたら、なんと・・・
今朝、主演の美しいシュリデヴィが、旅先のドバイで亡くなったらしい。
との訃報が飛び込んできた。
映画界に復帰したばかりだったのに、そしてまだ50代、残念と言うしかない。
冥福を祈ります。
ところで、この映画を観てつくづく思う。
言葉が話せないということは、半人前の扱いをされてしまうということで・・・、
尊厳を取り戻すため、NYでの姪の結婚式の準備の傍ら、こっそりと、しかし誰よりも真剣に英会話を学び始めるインド人主婦シャシーの物語。
4週間の英会話教室にはいろんな国の生徒がいて、それぞれがいろんな事情を抱えている。
教えるデイビッド先生もプライベートでは切ない想いをしていたりもする。(私もこんなチャーミングな先生に習ってみたい!!)
不馴れな地、誰にも秘密でクラスに通うのも大変なのに、母としての義務を果たし、引き出物のお菓子もプライドをもって完成させる、その姿が素晴らしい。フランス青年とのほのかなロマンスもドキドキ。(何も起こらないけど)
そしてついに姪の結婚式。
突然求められたにもかかわらず、臆することなく堂々と英語でスピーチを行うシャシー。驚きを隠せない家族。何度見ても涙が溢れてしまうシーンだ。
あー、人の成長する姿って美しい。
ただ、この映画の設定に関して少し違和感があるとしたら、インドで彼女のような裕福な家庭の人(当然きちんとした教育も受けてるはず)で英語を全く話せないなんてあり得ないということか。
おばあちゃんならともかく、彼女の年代ならなおさら。
ともあれ追悼のため、また観てみよう。
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