世界一面倒くさいらしいインドビザについて

インドビザを自力で取ることになったら大変だ。
(実感として、インド人の中国観光ビザ取得のほうが遥かに楽だった。業者を通したとはいえ)
スムースに取得するには注意すべきことがいくつもある。
2014年秋の時点では詳しい情報があまりなく、行き当たりばったりでたいへん苦労したものだが・・・今は口コミも増えたはずなので、ここでは覚え書きだけ記す。

・事前にオンライン申請しそれを印刷したものをビザセンター窓口に持参・申請するというシステムになっている。
それを知らなかった年配者が、ビザセンターに来て戸惑っていた。受付は片言の日本語しか話さない不親切なインド人スタッフのみ。申請に不馴れな人への配慮のかけらもない。
ちなみに書類に不備があった場合、新たに申請し直すはめになるが、わざわざ自宅に戻らなくても同じビルの上階にパソコンを並べた簡易な事務センターが開設されているので、そこで時間制(30分800円だったか)でパソコンを借り、また一からフォームに入力、プリントアウトすることもできる。留意すべきは、30分以内に利用が終わっても、二人ぶんの申請をした場合、料金も二人ぶん(1600円)請求される。
パソコン操作が苦手な人には一応サポートサービスがある。が、料金が結構高いうえ、日本語を大して理解してなさそうなインド人の兄ちゃんが一人でてんやわんやしているだけ。ここは極力自衛したいところ。

・信仰している宗教とか、学歴、勤務先の会社名に所在地、親の出身地、過去の渡航歴、それらを全て英語で記入することになる。...スペルミスには気を付けられたし!

・ちなみに、私がひっかかったのは二ヶ所。私は事務職なので、職種の欄には例文にあったworkerと入力していたのだが、それは違うと。ではどう書くのかと尋ねたら、office assistantと書けと。そんな重箱の隅つつき的なことで、はねられた。事務なんてありふれた職種は、例文にも載せとべきかと。

・そして最大の失敗は、自宅のプリンターで印刷した申請用紙には、バーコードが出てなかったということ。印刷の範囲外となってしまったようだ。必ず最下部に表示されてないといけないらしい。ショック。
ここもきちんと出てるか、確認しなければならない。

・一緒に申請に行った次男が、待合室で時間潰しにゲーム機で遊んでいたら、さっきまで窓口にいた男性スタッフが見回りに来て「ここでゲームをするな」と厳しい口調で注意された。携帯を使うのも禁止されてる。インドがテロ対策に神経質なのは昔からなので仕方ないかとは思うけど...
(昔、マトゥラーで寺院に入ろうとしたら荷物検査があって。そのとき私のバッグに入っていた小さな電卓を、出てくるまでの間没収されたことがあった。ただの電卓でもこんな調子。)日本であってもこの時点から既にインドの旅は始まっている。ちなみに待合室では飲食も禁止。

私の前にいた人は、3回もはねられそのたび上の事務センターに駆け込んだという。本当いい商売だ。
ビザの料金は2156円。比較的良心的な料金だとは思うけど、早く撤廃されてほしいものだ。申請時のあの横柄なスタッフの態度を思うと、また行きたいとは素直に思えないもの。

ねこのめぞん

【 Life is ... 】

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