最優先事項

年明け早々コロナに罹り、コロナ前と後で

自分にどんな変化が起こるか観察してみたが、

嗅覚がだめになった以外、特に変化がなかった。

熱と頭痛とだるさがピークだったときは、自分の身体が再構築

されているような感があったが・・

(嗅覚は約一か月経った今、6割程度戻った。

匂いがまったく感じられなくなったときには

パニックを起こしそうになったが、慣れとはすごいものね。)

ちなみに電磁波過敏症もあまり変わらない。

やはり強い電磁波を発するモノには近づけない。

電子レンジとスマホは相変わらず

異次元レベルの気持ち悪さだしね・・・


さて。

今日はふと思いついた、仕事というものについて

書いてみよう。

私は長年派遣社員の事務員として働いていて、

生活の手段としてはおおむね満足していたけれども

非正規雇用労働者であることで

心がざわついたことは一度や二度ではなかった。

自分で納得して始めた仕事ではあったが、

後輩の派遣の子がとつぜん社員に抜擢されたり

それまで積み上げてきた実績が

後からきた社員さんに持っていかれたり

あからさまに社員さんとの違いを見せつけられたり

(とくにボーナス支給のときね)

なにより馬が合わない上司に当たった日には

あっさり契約更新をストップされたりで

全く不満がないわけではなかった。

なので、私も立場に甘んじていたわけではなく

それなりに就活だってした。

年齢のこともあって選択肢はほとんどなかったけれども

アドバイザーの方のサポートを受けて

履歴書書いたり面接の練習をしたりしながら

正社員を中心に100社近く応募した。

けれども、うまくいかなかった。

なんと、ただの一社も面接にたどり着けなかったのである。

それで今も派遣を続けているわけだけど・・・


自分でいうのもなんだが、

能力が劣っているとは思えない。

それは現職の私の評価でわかる。

では何が問題か。

たぶん・・・私の本音は、正社員になることを

実は望んでいないのではないか。

あまり考えないようにしていたけれど

結局はそこだったんだろうと今は思う。

正社員になりたいのは、経済状況を安定させて

お金の不安をなくすことが最も大きな理由だった。

さらに本音を言うなら、お金のことについて

考えたくなかったのだ。

たとえば何か大きな出費(子供の学費とか住居関係とか)

が発生する。私はネガティブな気持ちなど全く感じず

銀行の残高など気にもとめずに支払いをする。

数百円であっても数百万円であっても

同じ感覚でお金を循環させ、執着しない。

お金がいくら出て行っても、どうせすぐにまた

それ以上の額が流れこんでくるのだから!

それが私の理想の状態。

請求書に一々びくつくことなく、

私は私のやりたいことを粛々とする。

その手段として正社員(私が知る限りの

一般的なイメージ)を選ぶのは筋違いだったのかもしれない。


現に応募した会社は(こんな言い方をして申し訳ないけど)

心から働きたいと思ったところが一つもなかった。

ただ条件だけで選んでいた。

(本当はやってみたい仕事もあるにはあったのだが

それらの求人は大抵20代30代を想定していた。

デザインや動画などクリエイター系の仕事だ)

で、そうやりたいわけでもない仕事に自分の人生の

貴重な時間を捧げ、忠誠心を示すのは

私には無理だと気付いた。

安定した収入は喉から手が出るほどほしかったけれども。


正社員はもういろんな意味でなれないだろうと思う。

では私は何をしたいのか。それがわかったのは

ごくごく最近のことである。

中学生のころの、内側から溢れるような、

美しいもの、面白いもの、これまで世界になかったものを

生み出したい!という熱い想いを

思い出したのだった。


手あたり次第いろんなものに取り組んできて、

いま情熱を傾けている・やらずにはいられないのは

キルト(それもハワイアンキルト。今更だけど)

一本に落ち着きつつある。実際のところ、心穏やかに

キルトさえできれば私は満足なのだ。

億万長者になっても、年を取ってもきっとそれは変わらない。

頭がしっかりして目が見えて手が動くかぎり

私はキルトをしているだろう。

もっともキルトは単なるきっかけにすぎなくて、

それが違う道につながっていく予感もないではない。


なので本当の意味で、今の私に必要なのは

キルトのための時間。どれだけ一日のスケジュールに

組み込めるか、が最優先事項なのだ。

だから、雇用形態は実は私の人生の目的に

全然関係なかったということになる。

・・・ただ、今の生活を維持するためには収入を下げる

わけにはいかないから、できればもっと短時間で

もっと収入が良いところで働けたらいいんだけどな~

とは思っている。

それがかなうまでは、私は今の生活を見直し

時間を捻出するしかない。

というわけで、思い切って会社の昼休憩に

キルトの時間を組み込むことにした。

あまり荷物にならないように、小さなキルトフレームを

準備し、小さな作品を作っていこうと。


とはいえ、この新しい試みに

初日はやはりちょっと恥ずかしく(男性が多い職場なので

そんなことしてる人いないんだもん)

バッグから取り出す勇気がわかなかった。

→ちなみにいつも派遣仲間の一人と小さな休憩室で

食事をしている。

二日目、食後おそるおそる道具が入った包みを取り出し、

相方に一言ことわってからキルトを始めた。

彼女は私の趣味を知っていたので驚きもせず、

また全く手芸に関心がない人なので

私の作品を見ようともしなかった。(助かったー(笑))

でもいつもより早い時間に彼女はその場を離れた。

気をつかわせたかな?別にそのままおしゃべりしてくれて

よかったのに。でももしかしたら、波動が少し

変わってきた証拠かも・・・と思う。

三日目、相方が休みだったので、堂々と一人キルト。

その様子を男性社員に見られた。

うう、少し恥ずかしい。

別に悪いことをしているわけではないのだが。

昔(母親世代)は編み物している人なんか多かったようだが

今は外で手芸をする人なんてなかなか見かけない。


そんなわけで、私は生活のために目の前の仕事をしながら

(今の職場の良いところを見つけていこう)

すきさえあればキルトをする。そんな人であろうと思う。

まだ実験の途中ではあるけど、これで私の世界が

経済的なことも含めうまく回りだしたら、

一つの体験として誰かに伝えたいと思っている。

スピリチュアルでいうところの、どこにいるか、

何をしているかが問題なのではなく、

どういう人で、どうハッピーに過ごしているか

という在り方が大事、という実験だ。


0コメント

  • 1000 / 1000